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プロフェッショナリズム部会

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ユネスコ生命倫理コアカリキュラム

 2005年10月19日、第33回ユネスコ総会は「生命倫理と人権に関する世界宣言」を採択しました。この宣言はユネスコの191加盟国によって承認された生命倫理原則を含んでおり、ユネスコはこれらの原則を促進、普及するためにコアカリキュラムを作成しました。

 ユネスコ生命倫理コアカリキュラムは、「生命倫理と人権に関する世界宣言」の生命倫理諸原則を大学生に紹介することを目的としています。生命倫理の教育はまだ多くの国の多くの大学で導入されていません。ユネスコ生命倫理コアカリキュラムはこのような教育を導入するきっかけを与えています。その内容はユネスコで採択された諸原則に基づいているため、特定のモデルや生命倫理の特殊な観点を押し付けるものではなく、異なる文化的・歴史的・宗教的背景を有する様々な国家からの科学の専門家、政策立案者や医療従事者によって共有された倫理原則を明示しています。

 さらに、ユネスコ生命倫理コアカリキュラムは一つの中核を提示しており、適切な生命倫理教育のための最小限(教育時間と内容の点で)とみなされるべきものを明確にしています。さらに柔軟な応用を認めており、教師と学生に、その内容とアプローチを多様な方向に展開することを奨励しています。

 本コアカリキュラムは二部構成となっています。第一部はカリキュラムの各単元のために目的、シラバス、教師用マニュアルが提供されています。第二部はカリキュラムの各単元用に提案された各種教材が含まれています。第一部は既に翻訳されたうえに製本化されて販売されていましたが、ユネスコの意向に沿う形でのPDF掲載に関して、製本元からも許諾が得られました。これは日本医学教育学会 第20期プロフェッショナリズム・行動科学委員会委員 平山陽示先生のご尽力によるものです。第二部は長年にわたり翻訳されていませんでした。このたび、ユネスコ生命倫理学講座(ハイファ)日本支部のある東京医科大学・臨床倫理研究会において平山陽示先生を含めた研究会メンバーが第二部を翻訳され、ユネスコから翻訳を日本医学教育学会のホームページに掲載することの許可が得られました。コアカリキュラムのみならず、既に翻訳されて日本医学教育学会のホームページに掲載されているユネスコ生命倫理ケースブックと併せてホームページに掲載することは、ユネスコが推奨する生命倫理教育を促進するうえで、大いに役立つものと考えられます。

 なお、ユネスコ生命倫理ケースブックとは世界各国の高等裁判所や最高裁判所レベルで審議された計63の実事例集で、日本医学教育学会の第17期倫理・プロフェッショナリズム委員会で翻訳され、既にホームページに掲載されているものです。

2020年12月24日

日本医学教育学会 第21期プロフェッショナリズム部会


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