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学会概要

理事長挨拶

日本医学教育学会 第19期理事長 鈴木康之
日本医学教育学会 理事長
鈴木康之

 日本医学教育学会は、医学教育に関する研究の充実・発展ならびにその成果の普及を目的として、全国医学部長病院長会議の賛同のもと、故牛場大蔵氏を初代会長として1969年に設立されました。当時、国内では大学紛争が激化し、医学教育に対する危機感が高まっていた時代でした。以来、本学会は我が国の医学教育の発展のために活動を続け、1997年に日本医学会分科会、2010年に一般社団法人となり、50周年を迎えようとしています。

 現在、本学会には2600名余の個人会員、約300の機関会員が所属し、医学・医療教育の様々な分野で活動を展開しています。毎年夏に開催される学術大会には1000名を超える参加者があり、500題近い教育研究発表と多彩な教育プログラムが企画されています。第50回記念大会は本年8月3日、4日に東京医科歯科大学で開催され、盛会のうちに終了しました。第51回大会は2019年に京都府立医科大学で、第52回大会は2020年に鹿児島大学で開催予定です。本学会には17の委員会が組織され、学会の根幹となる諸活動を精力的に推進しており、機関誌「医学教育」からは卒前・卒後教育に関する様々な研究成果と情報が発信されています。また2014年には医学教育専門家制度が発足し、現在135名の専門家が認定され、全国の教育・研修機関で活躍しています。

 この半世紀、我が国の医学教育は、大学紛争、医師不足と一県一医大構想、少子高齢化と地域医療問題、先端医療と医療倫理問題、情報通信技術革命、人々の考え方やコミュニケーションの変化、社会格差と不公正など、様々な社会変化と課題に直面してきました。また、新たな教育理論と教育方略の出現、臨床研修必修化と専門医制度改革、そして医療と教育の国際化など、医学教育そのものも急速な変革が進行しています。こうした激しい社会変化と教育改革は、教育者にとっても、学習者にとっても、大きなチャレンジですが、これを乗り越え、次世代の医学・医療を構築するためには、多様な能力と背景を持つ人材を多面的かつ公正に選抜し、根拠に基づく優れた教育を提供し、生涯にわたって活躍できる医療人を育成していかなければなりません。

 そして医療を担う全ての専門職は、自らが生涯学習を行うだけでなく、後進を育成する意識を常に持つ必要があります。「すべての医療人が教育的姿勢を持つ」ことをめざし、そして未来の医学教育を担う若きリーダーが羽ばたいて、国内外の医学・医療の更なる発展に貢献できるように、学会活動を推進していきたいと思います。

平成30年8月8日
日本医学教育学会 第20期理事長 鈴木康之
(岐阜大学医学教育開発研究センター)

第50回日本医学教育学会大会

J-STAGE

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認定医学教育専門家資格制度

一般社団法人 日本医学教育評価機構(JACME)

第30回 日本医学会総会 2019 中部

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