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学会概要

沿革

 日本医学教育学会は、医学教育に関する研究の充実・発展ならびにその成果の普及を目的として、全国医学部長病院長会議の賛同のもとに、牛場大蔵氏(初代会長)を中心として、1969年(昭和44年)に創立されました。以来、我が国の医学教育の改善に努力を積み重ね、1997年(平成9年)には日本医学会に第90分科会として加盟を認められました。

 また、2010年10月に一般社団法人(理事・代議員制)となり、2024年6月からは第23期体制となりました。本学会は会員総数2600名余を擁する分野横断的な組織であり、我が国の医学教育の向上、未来の医学教育を担うリーダー育成、研究活動と国際貢献の活性化などを推進しています。

医学教育学会の沿革・日本と世界の医学教育にかかわる重要な出来事

日本医学教育学会 日本の出来事 世界の出来事
和暦 西暦 内容
昭和44年 1969 8 30 日本医学教育学会 創立
会長:牛場大蔵
昭和44年 1969 8 30 第1回日本医学教育学会シンポジウム(大会) 開催
昭和44年 1969 10 4 第1回運営委員会 開催(慶應義塾大学)
昭和44年 1969     McMaster University PBLを導入(カナダ)
昭和45年 1970 2 25 雑誌『医学教育』第1巻第1号 発刊
昭和45年 1970 8 29 第2回日本医学教育学会総会(学士会館) 開催
会員数(個人会員:391、機関会員39)
昭和46年 1971 1 1 第2期 開始
会長:牛場大蔵 副会長:吉利和、真島英信
昭和47年 1972 2 25 雑誌『医学教育』第3巻第1号に特集「医学教育の現況」を掲載 医学教育白書のはじまりとなる
昭和48年 1973 1 1 第3期 開始
会長:牛場大蔵、副会長:中川米造、吉岡昭正
昭和48年 1973 6 11 牛場大蔵、日野原重明、館正知の3氏がオーストラリア・シドニーで開催されたWHO主催のTeacher Trainingワークショップに参加
昭和49年 1974 12 14 第1回「医学教育者のためのワークショップ(富士研ワークショップ)」 開催
昭和50年 1975 1 1 第4期 開始
会長:牛場大蔵、副会長:中川米造、吉岡昭正
昭和50年 1975     Dundee University OSCEを導入(英国)
昭和51年 1976 10 25 雑誌『医学教育』第7巻第5号 「医学教育用語解説(GIO-SBO-LS-R)」開始 ナギ・カツオ氏によるイラストは後の「表紙の言葉」や「イラストコラム」につながる
昭和52年 1977 1 1 第5期 開始
会長:牛場大蔵、副会長:中川米造、吉岡昭正
昭和53年 1978 5 12 「医学教育マニュアル 1.医学教育の原理と進め方」 発刊
昭和53年 1978 7 21 医学教育白書(1978) 発刊(雑誌『医学教育』の別冊として)
昭和53年 1978 7 31 第10回日本医学教育学会大会 開催
会員数(個人会員:685、機関会員85)
昭和54年 1979 1 1 第6期 開始(1期を3年間に変更)
会長:牛場大蔵、副会長:中川米造、鈴木淳一
昭和54年 1979 11 25 「医学教育マニュアル 2.カリキュラムの作り方」 発刊
昭和54年 1979 4   財団法人医学教育振興財団 発足
昭和56年 1981 11   医学教育振興財団 第1回「国内医科大学視察と討論の会」 開催
昭和57年 1982 1 1 第7期 開始
会長:牛場大蔵、副会長:中川米造、鈴木淳一
昭和57年 1982 2 5 「医学教育マニュアル 4.評価と試験」 発刊
昭和57年 1982 11 25 「医学教育マニュアル 3.教授-学習方法」 発刊
昭和58年 1983     AAMC GPEPレポート(Acad. Med. 1984)(米国)
昭和60年 1985 1 1 第8期 開始
会長:牛場大蔵、副会長:中川米造、鈴木淳一
昭和60年 1985 4   第79回医師国家試験 実施 春・秋の2回から、春の1回のみに変更
昭和60年 1985     第1回オタワ・カンファレンス(カナダ)
昭和63年 1988 1 1 第9期 開始
会長:牛場大蔵、副会長:中川米造、鈴木淳一
昭和63年 1988 7 26 第20回日本医学教育学会大会 開催
会員数(個人会員:794、機関会員99)
昭和63年 1988     WFMEの世界会議において「エジンバラ宣言」が採択
平成2年 1990 11   西園昌久運営委員がWFMEの地域連合のひとつであるAMEWPRのpresidentに就任
平成3年 1991 1 1 第10期 開始
会長:牛場大蔵、副会長:中川米造、鈴木淳一
平成3年 1991     雑誌『医学教育』において正式に査読制度を開始
平成3年 1991 5 13 厚生省の臨床実習検討委員会が医学生の医行為の具体例を3水準に分け最終報告(前川レポート)
平成3年 1991 6 3 大学設置基準・学位規則等改正の公布(設置基準の大網化、自己点検・評価の導入、科目等履修制度、医進課程廃止等)
平成5年 1993     GMC Tomorrow’s Doctors(英国)
平成6年 1994 1   第11期 開始
会長:鈴木淳一、副会長:田中勧、橋本信也
平成6年 1994 8 23 日医,日本医学会,学会認定医制協議会による認定医の承認が正式決定
平成8年 1996 7   医学教育賞「牛場賞」「懸田賞」第1回 授与
平成9年 1997 1   第12期 開始
会長:堀原一、副会長:尾島昭次、細田瑳一
平成9年 1997     日本医学会に第90分科会として加盟
平成10年 1998 7 16 第30回日本医学教育学会大会 開催
会員数(個人会員:1,295、機関会員201)
平成11年 1999 4 15 厚生省医療関係者審議会医師部会の「医師国家試験改善検討委員会」が報告書を提出.平成13年の第95回医師国家試験から,出題数の増加と内容の改善,合否基準の改訂,試験問題のプール制と問題の回収などの改善策を実施.
平成11年 1999 9 6 文部省大学審議会が「大学設置基準等の改正について(答申)」を公表.各大学の自己点検・評価が義務化,教員の組織的な研修などが努力義務化へ
平成12年 2000 1   第13期 開始
会長:尾島昭次、副会長:畑尾正彦、齋藤宣彦
平成12年 2000     全80医学部が加盟
平成12年 2000 4 1 「東京大学医学教育国際協力研究センター」開設
平成12年 2000 6 14 医事試験制度研究会が「医師国家試験出題基準(平成13年版)」を発行.出題基準の各項目ごとの出題割合を示す「医師国家試験設計表(ブループリント)」も併せて提示
平成12年 2000 12 6 「医療法等の一部を改正する法律」を公布.2004年4月1日から卒後2年以上の臨床研修必修化へ
平成13年 2001 3 27 文部科学省の医学・歯学教育の在り方に関する調査研究協力者会議が「21世紀における医学・歯学教育の改善方法について―学部教育再構築のために―」を公表.医学教育モデル・コア・カリキュラム,歯学教育モデル・コア・カリキュラム,準備教育モデル・コア・カリキュラム,診療参加型臨床実習の実施のためのガイドライン,教員の教育業績評価ガイドラインを提示
平成13年 2001 4 1 「全国共同利用施設医学教育開発研究センター(MEDC)」開設
平成13年 2001 5   「卒後臨床研修カリキュラムの提案」 公表
平成13年 2002 1   理事・評議員制、役員の65歳定年制 導入
平成14年 2002 1   文部科学省の臨床実習開始前の学生評価のための共用試験システムに関する研究班が「第1回共用OSCEトライアル」を実施
平成14年 2002 2   文部科学省の臨床実習開始前の学生評価のための共用試験システムに関する研究班が「共用試験CBTトライアル」を実施
平成14年 2002 4 1 文部科学省が「共用試験実施機構」を設立
平成15年 2003 1   第14期 開始(運営委員会から理事会に)
会長:齋藤宣彦、副会長:堀内三郎、伴信太郎
平成16年 2004 4   新医師臨床研修制度による臨床研修開始
平成17年 2005 12   「医療系大学共用試験実施評価機構 共用試験(CBT、OSCE)正式実施」開始
平成18年 2006 1 1 第15期開始
会長:齋藤宣彦、副会長:堀内三郎、伴信太郎
平成19年 2007 12 24 医学教育モデル・コア・カリキュラム(平成19年度改訂版)
平成20年 2008 7 25 第40回日本医学教育学会大会 開催
会員数(個人会員:2,041、機関会員227)
平成20年 2008 4 1 医学部定員増 はじまる
平成21年 2009 1 1 第16期開始
会長:伴信太郎、副会長:井内康輝、福島統
平成21年 2009 5 1 医学教育カリキュラム検討会が「臨床研修制度の見直し等を踏まえた医学教育の改善について」を提示
平成21年 2009 7   医学教育賞「日野原賞」第1号 授与
平成22年 2010 8 12 雑誌「医学教育」がJ-STAGEに登録
平成22年 2010 10 1 法人化(一般社団法人日本医学教育学会) 
平成22年 2010 10   ECFMGが「2023年以降、国際基準に基づいて認定された医学部以外の卒業者にはアメリカで医師になる申請資格を与えない」と通告(米国)
平成23年 2011 3 31 医学教育モデル・コア・カリキュラム(平成22年度改訂版)
平成23年 2011 6 1 法人化にともない、1期を3年間から2年間に、事業年度の開始日を1月1日から6月1日に変更
平成24年 2012 6 1 第17期開始
理事長:伴信太郎 副理事長:福島統、北村聖
平成25年 2013 12 16 文部科学省大学改革推進事業「国際基準に対応した医学教育認証制度の確立」として医学教育分野別評価のトライアル開始
平成26年 2014 6 1 第18期開始
理事長:伴信太郎 副理事長:福島統、北村聖
平成27年 2015 12 1 一般社団法人日本医学教育評価機構(JACME) 発足
平成28年 2016 6 1 第19期開始
理事長:鈴木康之 副理事長:福島統、小西靖彦
平成29年 2017     共用試験臨床実習後OSCE(Post-CC OSCE)トライアル実施
平成29年 2017 3 20 日本医学教育評価機構(JACME)が国際基準に基づく認定機関としてWFMEに承認
平成29年 2017 3 31 医学教育モデル・コア・カリキュラム(平成28年度改訂版)
平成30年 2018 2 10 第112回医師国家試験 500問から400問に
平成30年 2018 6 1 第20期開始
理事長:鈴木康之 副理事長:福島統、小西靖彦
平成30年 2018 8 3 第50回日本医学教育学会大会 開催
会員数(個人会員:2,475、機関会員309)
令和2年 2020 1   COVID-19のパンデミック
令和2年 2020 5 30 COVID-19禍に際して、医学教育サイバーシンポジウム「これからの臨床実習」開催(年度内に5回)
令和2年 2020 6 1 第21期開始
理事長:小西靖彦 副理事長:田川まさみ、平形道人
令和2年 2020 6 25 機関誌「医学教育」第51巻・第3号に「パンデミック下の医学教育―現在進行形の実践報告―」を特集
令和2年 2020 7 17 第52回日本医学教育学会大会(鹿児島)が COVID-19のため誌上発表とホームページでの開催に変更
令和2年 2020 10 13 文部科学省から、医学教育モデル・コア・カリキュラムの調査・研究事業を学会が受託(〜令和5年度)
令和4年 2022 6 1 第22期開始
理事長:小西靖彦 副理事長:田川まさみ、平形道人
令和4年 2022 11 18 医学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版)公表
令和5年 2023 3 31 令和6年版医師国家試験出題基準(改定)、医学各論にa,b,c 病名を付記
令和5年 2023 4 1 共用試験(臨床実習前)に合格した医学生が臨床実習として医業を行える医師法改正施行
令和6年 2024 6 1 第23期開始
理事長:錦織宏 副理事長:椎橋実智男、岡崎史子

第57回日本医学教育学会大会

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