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委員会活動

研究推進委員会

研究推進委員会  Education Research Committee

医療者教育国際学会抄録ワークショップ(報告書)

アジア太平洋地域における医療者教育国際学会であるAPMEC2027が2027年1月に京都で開催されることを背景に、同学会を含む医療者教育国際学会での抄録採択を目的とし、日本医学教育学会研究推進委員会、日本産科婦人科学会教育委員会の合同企画として、下記のワークショップをWeb開催した。

テーマ
医療者教育国際学会抄録作成ワークショップ
開催日時
2026年2月15日(日) 9:00〜12:00
開催方法
Teamsを用いたオンライン形式
ファシリテーター
日本医学教育学会研究推進委員会委員(菊川誠、今福輪太郎、野村理、鋪野紀好、林幹雄)
日本産科婦人科学会教育委員会委員(衛藤英理子、イズデプスキ龍也、上條恭佑、小松宏彰、三島桜子)
募集対象
日本医学教育学会員または日本産科婦人科学会員で、医療者教育国際学会の抄録作成への意志はあるが、上記の抄録が登録・採択にまで至っていない方(30名まで)
募集要項
医療者教育に関する国際学会に参加するため、折角時間をかけて倫理承認を得てデータを収集し、研究を実施したのにその抄録が採択されなかった経験はありませんか?本WSの使用言語は日本語であり、参加者の皆様に持ち寄って頂く「医療者教育国際学会にチャレンジしてみたい抄録(日本語)」を小グループによるピアレビューワークを通じて議論し、医療者教育国際学会に採択される可能性を高めるため、その抄録を洗練していくことを目標とします。

上記の募集に対し、Web上での参加者募集開始より約2週間で24名の応募があった。
https://plaza.umin.ac.jp/jsme/ann/jmse_an_260215_ws.html
https://www.jsog.or.jp/medical/11235/

ワークショップ参加者に対しては、当日までに医学教育国際学会にチャレンジしてみたい抄録の提出を事前課題とした。また、参考資料として、「医学論文執筆のための30の訓え:研究ではなく物語(丸善出版 2024)」より「強力な研究要旨(抄録)の鍵」に関する資料を参加者と共有した。
https://www.maruzen-publishing.co.jp/book/b10122549.html

なお、参加者に対して事前アンケート調査を実施した結果(資料1)、医療者教育以外の研究経験はあるものの、医療者教育の研究や医療者教育国際学会での発表経験は全くない、という参加者が過半数であった。上述した調査結果をふまえ、企画者間で事前に打合せを行い、第91回医学教育セミナー&ワークショップで行われた「Keys to a Strong Research Abstract」ワークショップを原案とし、企画内容を検討した。ワークショップ当日の企画内容(スケジュール)は以下の通りである。当日には事前課題である抄録を提出した16名がワークショップに参加した。グループディスカッション(計5グループ)は、各学会委員会委員より1名ずつがファシリテーターとなり、司会進行を行った。また、ファシリテーターは事前に各参加者から提出されたそれぞれの抄録について確認を行った。

ワークショップスケジュール
  9:00-  9:15 企画趣旨説明
  9:15-  9:30 強力な研究要旨(抄録)の鍵(資料2参照)
  9:30-  9:55 採択される/されない抄録のチガイ(資料3~5参照)
  9:55-10:00 ピアレビューワークの意義(資料2参照)
10:10-10:50 ライティングセッション「抄録を書く」前半:抄録共有/ピアワーク
10:50-11:05 翻訳ツールとその利用方法(資料6参照)
11:05-11:45 ライティングセッション「抄録を書く」後半:加筆修正/ピアワーク
11:45-12:00 医療者教育国際学会紹介/質疑応答

日本医学教育学会研究推進委員会のファシリテーターからは、研究要旨を評価する側の視点提供、採択・不採択となった実際の抄録提示、ピアレビューワークの意義、AIを含む翻訳ツール等に関する内容をそれぞれのセッションで共有した(資料2~6)。また、本ワークショップを通じて加筆修正を行った抄録の投稿先として、2027年1月に京都で開催されるAPMEC2027についても情報提供を行った(資料7)。

ワークショップ参加者の背景は多様であったが、産婦人科医、その他臨床医、医学教育関係者の3種類に分類し、各グループも均等な割り当てを行い、グループメンバー選定を行った。ライティングセッション前半では個々の抄録を共有する方針とし、参加者間での活発な質疑応答が行われた。また、ライティングセッション後半では、個々の抄録共有だけでなく、ワークとして加筆修正作業を実施し、その内容について再度質疑応答の時間を設けた。

ワークショップ参加者に対して事後アンケート調査を実施した(資料8)。調査に回答した全員(16名)が今回のワークショップを周囲の人に本ワークショップを勧めたいと回答して下さったことに加え、多くの自由記述コメントを頂戴し、本ワークショップの開催は有用であったと実感した。一方で、ディスカッションの時間が不十分であったという意見がみられ、今後のワークショップでは、事前にグループ間で抄録を共有する等の手法も取り入れながら、ワークショップ当日に十分なディスカッション時間を確保する工夫を行う必要があると実感した。今後も両学会間において学術交流を継続する。

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