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お知らせ

平成30年8月7日

東京医科大学医学部医学科入学試験における
女子受験生等への得点操作報道に関する日本医学教育学会理事長声明

日本医学教育学会理事長
鈴木康之

 東京医科大学が医学部医学科の一般入試において、女子受験者や多年浪人生に対して得点操作を行い、入学者数を抑制していたとの報道がなされています。
 現在、同大学に内部調査が求められている段階ですが、これが事実であるとすれば、入試の段階で男女差別など基本的人権を脅かす行為がなされていたと言えます。もとより、入学試験は公正性が求められており、公表されることなく恣意的にゆがめられていたとすれば、社会の医学教育に対する信頼、ひいては医師への信頼を大きく揺るがすことになり、日本医学教育学会としては極めて遺憾に思います。
 入学試験は国民のための医師を養成するという医学部の社会的責任を果たすために、大学の入学者受入方針(アドミッションポリシー)に則って、公正に行われるべきもので、透明性の高い選抜が求められています。
 東京医科大学自身による真相の究明はもとより、関係機関・当局による厳正な調査と厳格な対応を求めたいと思います。

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