シンポジウム:
医師と製薬企業の日常臨床、医学教育における適切な関係を考える

主 催 H23年度文部科研“医学生・研修医と製薬企業との関係に関する調査研究”研究班
後 援 日本医学教育学会 研究倫理・COI委員会
日本医学教育学会 倫理・プロフェッショナリズム委員会
シンポジウムの
趣旨
この数年、臨床研究における利益相反のガイドラインが厚生労働省、文部科学 省、および様々な学術団体から発表され、医学研究者の自主規制が実施されるよ うになってきています。しかしながら、一般臨床医にとっては、臨床研究におけ る利益相反よりも、むしろ日常臨床、医学教育の場における製薬企業との関係に おける利益相反の方がはるかに頻度が高いにもかかわらず、医療専門職の側から はこれらに関するガイドラインは発表されていないばかりか、その議論さえまだ あまり行われていません。一方で、日本製薬工業協会は2011年1月19日に“企業活動と医療機関等の関係の透明性ガイドライン”を発表し、2012年度からの製薬企 業から医療専門職に対する金銭を含めた贈り物の内容を2013年度から公開するこ ととしました。

 本シンポジウムでは、医師と製薬企業の日常臨床、医学教育における適切な関 係構築のための議論を高めていくために、この件に関する一般的知識の共有を行 うとともに、現状の問題点について率直な意見交換をすることを目的としています。

日 時 平成24年12月8日(土)13:30〜16:30
場 所 立教大学 4405教室 (豊島区西池袋 池袋駅西口徒歩7分)
対 象 医師と製薬企業の適切な関係について関心のある方
参加費 無料
申し込み 会場の都合上、参加人数に制限がございます。下記に申し込み参加の可否をご確認ください。

*申し込み先;北海道大学病院・卒後臨床研修センター宮田靖志  ymiyata@huhp.hokudai.ac.jp

*メールの件名を 12/8COIシンポジウム申し込み と書き、メール本文に      参加者氏名、所属、職名、連絡先(メールアドレス)をお書きください。

*申し込みの受け取りメールはすぐに返信しますので、返信メールのないときは 再度ご連絡ください。

参考資料 医療関連企業による医学教育への資金提供 AAMC作業部会の報告書

(日本医学教育学会HP  http://jsme.umin.ac.jp/ann/IndustryFundingOfME.html より各自ダウンロードしてください)

内 容
13:30 開会
13:30〜13:40

あいさつ/趣旨説明 宮田
後援委員会あいさつ
大生定義 氏(日本医学教育学会研究倫理・COI委員会 副委員長)

13:40〜13:55

イントロダクション
宮田靖志 (北海道大学病院 卒後臨床研修センター)
「日常臨床、医学教育における利益相反(COI)とは何か」

14:00〜15:00

講演

南郷栄秀 氏 (東京北社会保険病院 総合診療科医長)
「暗黒面に陥ったEvidence-Based Medicine」

森田美博 氏 (日本製薬工業協会 透明性タスクフォース 実務委員長)
「企業活動と医療機関等の関係の透明性ガイドラインについて」

北澤京子 氏 (日経BP社 日経ドラッグインフォメーション 副編集長)
「透明性とガバナンス:世間から“聞いてなかった”と言われな いために」

15:10〜16:20

フロア討論
司会 大生定義 氏

16:20〜16:30 まとめ