医師国家試験に関する公開シンポジウム

【テーマ】

医師国家試験を考える—国民の期待に応えられる医学部・医科大学卒業生の質を保証できているか—

【背景と目的】

 我が国においても医学部の分野別認証の取組みがスタートし、全80医学部・医科大学で卒業生の質保証が厳しく求められるようになる。卒業生は患者を診療できるコンピテンシーを研修開始時に修得していることが、医療安全、患者中心の医療などの国民の期待に応えるためには不可欠である。卒業生のコンピテンシーを筆記試験だけで評価することは不可能であり、技能、態度も含めた領域の能力を高い信頼性、妥当性、実行可能性を備えた評価法で評価しなければならない。
 全国レベルで標準化されたコンピテンシー評価を医師国家試験で実施するのか、医学部・医科大学で実施するのか結論は出ていないが、研修開始に必要な卒業生の質保証は喫緊の課題であり、関係するステーク・ホルダーに参加いただき、現状の課題と今後の課題解決に向けての方策を討議する。

【主催】

日本医学教育学会(国家試験・共用試験委員会)

【日時】

2014年11月20日(木)、13:30〜16:30

【場所】

東京大学医学部総合中央館(医学図書館)3階 333会議室

開会の辞:

田邊政裕 国家試験・共用試験委員会 委員長(千葉大学)(5分)
基調講演: 基調講演(20分)
質疑(10分)
座長:大滝純司(北海道大学)
演者:田邊政裕(千葉大学)
共用試験、医師国家試験は卒前から卒後へのシームレスな教育継続を担保しているか?
シンポジウム:

座長:北村 聖(東京大学)、神代龍吉(久留米大学)

  • 口演者とテーマ
    • 国民の立場から 山口育子(COML)
      医師国家試験に何を望むか (10分)
    • 全国医学部長病院長会議 中谷晴昭(千葉大学)
      日本の医学教育の現状と医師国家試験(20分)
    • 共用試験実施機構 吉田素文(九州大学)
      臨床実習後OSCEの実施と課題(20分)
    • 文科省 平子 哲夫(医学教育課)
      卒前医学教育から見た卒業生の質保証(20分)
    • 厚労省 中田勝己(医師国家試験改善検討部会)
      卒後研修から見た研修開始時の質保証と医師国家試験(20分)
  • 休憩(5分)
  • 討議(45分)
  • まとめ、閉会の辞(5分)

【参加申し込み】

お手数ですが下記の申し込みフォームから事前参加登録をお願いします。

申し込みフォーム

【お問い合わせについて】

千葉大学医学部附属病院総合医療教育研修センター
〒260-8677 千葉市中央区亥鼻1-8-1
TEL:043-226-2229/FAX:043-226-2229
E-mail:hirot@faculty.chiba-u.jp